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日本バイリーン株式会社をはじめ各不織布メーカーのフィルターを安価に製作いたします。
皆様の快適な
空調環境のために
数坪の小さなお店から巨大ラインを構える大型工場など、
現代社会の施設には必ず空調機器が備えられています。
しかし、同じ空調機器とはいえ、それぞれのニーズは全く異なっています。
それと同時に適切なフィルター選びも重要です。
弊社では、あらゆるニーズに応えることができるよう、設備・人員を揃えています。
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栄伸工業のお取り扱いラインナップを
ご紹介いたします。
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2026.01.29
加湿エレメントとは?仕組み・種類・モジュールとの違いを専門メーカーがわかりやすく解説
目次 加湿エレメントとは?仕組みと役割をわかりやすく解説 1-1. 加湿エレメントは「蒸発面を拡大するための部材」 1-2. 水を保持し気化を促すメカニズム 1-3. 加湿性能がエレメント品質で変わる理由 1-4. 業務用・産業用加湿器で特に重要なエレメントの役割 加湿器用エレメントの種類とそれぞれの特徴 2-1. 紙(セルロース)タイプ 2-2. 不織布タイプ 2-3. 樹脂タイプ 2-4. ハニカム構造タイプ 2-5. 用途別の選び方 加湿モジュールとの違い 3-1. 加湿エレメント=部材、加湿モジュール=ユニット 3-2. モジュールに含まれる構成要素 3-3. エレメント交換とモジュール交換の違い 3-4. 製品開発で知っておくべき使い分けポイント 加湿エレメントとは?仕組みと役割をわかりやすく解説 1-1. 加湿エレメントは「蒸発面を拡大するための部材」 加湿エレメントとは、加湿器や空気調和装置の内部に組み込まれる水を保持し、蒸発面積を増やすための部材のことです。 空気がエレメント表面を通過する際に水分を含むことで、効率的な加湿ができます。 特に業務用・産業用の加湿システムでは、限られたスペースで必要な加湿量を確保するため、エレメントの形状・材質・吸水性が性能を左右します。 1-2. 水を保持し気化を促すメカニズム 加湿エレメントの基本原理は「自然気化」です。 エレメントが水を吸い上げ、その表面を風が通り抜けることで水分が蒸発します。 表面積が広いほど加湿量が増える 吸水性の高い素材ほど潤いが長続きする 通気性が良いほど空気との接触面が増える このため、エレメント加工メーカーは素材選定だけでなく、波形加工・ハニカム構造・折り曲げ技術などで表面積を最大化しつつ、通気性を確保した設計を行います。 1-3. 加湿性能がエレメント品質で変わる理由 同じ加湿器を使っても、エレメントの性能によって加湿量は大きく変わります。 理由は以下の通りです。 水を吸い上げる量が違う(吸水性) 水を保持する時間が違う(保水性) 表面積が違う(蒸発効率) 目詰まりしやすいかどうか(メンテナンス性) 耐久性(変形・劣化のしやすさ) 特に空調機や産業用加湿器の場合、24時間稼働が前提となるため、耐久性と通気性のバランスが非常に重要です。 1-4. 業務用・産業用加湿器で特に重要なエレメントの役割 工場、物流倉庫、食品加工現場などでは、湿度管理が製品品質に直結します。 そのため、加湿エレメントには次のような役割が求められます。 安定した加湿量の確保 長期間使用しても劣化しにくい構造 異物が付着しても目詰まりしにくい素材 高い通気性による省エネ運転 特に、湿度コントロールが欠かせない電子部品工場や精密機器設備では、エレメントの性能が湿度の安定性を左右します。 加湿器用エレメントの種類とそれぞれの特徴 加湿エレメントには多くの種類がありますが、代表的なものを解説します。 2-1. 紙(セルロース)タイプ|安価で吸水性が高い 紙素材を使用したエレメントは、家庭用加湿器で多く採用されています。 吸水性が高い 成形が容易 コストが安い ただし、湿気による劣化や変形が起こりやすく、耐久性はやや低めです。 2-2. 不織布タイプ|バランスの取れたエレメント 不織布は繊維を絡ませて作るため、吸水性と通気性のバランスが良く、業務用機器にも多く採用されます。 通気性が高い 比較的長寿命 加工の自由度が高い 用途に応じて厚みや密度を調整しやすい点もメリットです。 2-3. 樹脂タイプ|耐久性に優れた高性能エレメント 樹脂(ポリプロピレンなど)を使用したエレメントは、産業向けの加湿器でよく使われます。 高い耐久性 変形が少ない 衛生的でカビが発生しにくい 長期間使用する設備に最適です。 2-4. ハニカム構造タイプ|表面積が大きく高効率 六角形の蜂の巣状(ハニカム)構造のエレメントは、表面積が広く加湿効率に優れます。 空気との接触面が多い 高い蒸発量を実現 業務用・大型設備で採用が多い 省エネ性にも優れ、ランニングコストを抑えたい現場で選ばれる傾向があります。 2-5. 用途別の選び方(家庭用/業務用/産業用) 用途 推奨エレメント 特徴 家庭用 紙・不織布 低コスト、交換が容易 オフィス・業務用 不織布・樹脂 耐久性と効率のバランスが良い 産業用・空調装置 樹脂・ハニカム構造 長寿命・高効率・省エネ性能が高い 各種フィルターの製品情報はこちら! 加湿モジュールとの違い 次に、「加湿エレメント」と混同されやすい「加湿モジュール」との違いを解説します。 3-1. 加湿エレメント=部材、加湿モジュール=ユニット 加湿エレメント:吸水・蒸発を担う“部材” 加湿モジュール:エレメント+ケース+ファンなどを組み込んだ“加湿ユニット” モジュールはそのまま装置に組み込める完成品で、エレメントはその中のパーツです。 3-2. モジュールに含まれる構成要素 一般的な加湿モジュールは以下のような部品で構成されます。 加湿エレメント ケース 送風ファン タンク・配水部品 センサー類(湿度・水位) そのため、モジュールは「装置として機能する単位」であり、エレメント単体よりも高価格帯になります。 3-3. エレメント交換とモジュール交換の違い 項目 エレメント交換 モジュール交換 コスト 安い 高い 寿命 素材により変動 システム全体分長い メンテナンス性 交換が容易 分解・再組立が必要 故障時対応 部材交換で済む 全体交換になるケースが多い 業務用ではランニングコストを考慮して エレメントのみ交換する運用が一般的です。 3-4. 製品開発で知っておくべき使い分けポイント 装置メーカーや開発担当者が検討するポイントは以下の通り。 カスタム設計が必要ならエレメント(特注品)が適している 装置にそのまま組み込みたい場合はモジュールが便利 省エネ性を重視する場合はエレメント構造の最適化が重要 初期費用よりランニングコストを優先するならエレメント交換式が有利 特に産業用途では、環境に応じた専用エレメントを製作することで加湿効率が大きく改善します。 まとめ 加湿エレメントは、加湿器の性能を決定づける非常に重要な部材です。 素材や形状によって吸水性・通気性・耐久性が大きく変わるため、用途に応じた最適な選定が欠かせません。 また、「加湿モジュール」はエレメントを含む加湿ユニットであり、部材レベルではなく機能単位で導入できるという違いがあります。 加湿性能の改善、省エネ、装置の安定稼働を目指す場合は、エレメントの仕様見直しが最も効果的なアプローチの一つです。 ―皆様の快適な空調環境のために― どんなサイズでも1枚から制作可能 日本バイリーン株式会社をはじめ、各不織布メーカーのフィルターを安価に製作いたします。 お問い合わせはこちらから -
2026.01.20
プレフィルターとは?役割・必要性・種類をわかりやすく解説|メインフィルターを守る基本知識
目次 プレフィルターとは?基本的な役割と仕組み なぜプレフィルターが必要なのか プレフィルターを導入するメリット プレフィルターの主な種類と特徴 プレフィルター選定時のポイント プレフィルターと主フィルターの役割分担 使用環境別に考えるプレフィルター設計 メインフィルター寿命・コストへの影響 設備担当者がよく悩むプレフィルターQ&A まとめ:設備全体の安定稼働を支える縁の下の存在 各種フィルターの製品情報はこちら! プレフィルターとは?基本的な役割と仕組み プレフィルターとは、空調設備や換気設備において、メインフィルター(中性能フィルター)の手前に設置される一次フィルターのことです。 主な役割は、空気中に含まれるホコリ・チリ・繊維くず・花粉などの比較的大きな粒子を事前に捕集することにあります。 空調設備では、外気や循環空気を取り込みながら連続運転が行われますが、その空気には目に見えない異物が必ず含まれています。 これらを直接主フィルターに通すと、メインフィルターが短期間で目詰まりを起こし、性能低下や圧力損失の増大を招きます。 プレフィルターは、こうした問題を未然に防ぐための**「防波堤」**のような存在であり、設備全体の性能を安定的に維持するために欠かせない部材です。 なぜプレフィルターが必要なのか プレフィルターが必要とされる最大の理由は、メインフィルターの寿命を延ばすためです。 メインフィルターは高性能である反面、価格が高く、交換作業にも時間と人手を要します。 プレフィルターがない状態で運用すると、主フィルターは想定以上のスピードで汚れ、交換頻度が増加します。 その結果、 運用コストの増大 突発的な設備停止 風量低下による空調効率悪化 といった問題が発生します。 プレフィルターは、設備を止めない・無駄なコストを生まないための必須パーツと言えるでしょう。 プレフィルターを導入するメリット プレフィルターを適切に導入することで、次のようなメリットが得られます。 主フィルターの交換頻度を低減 圧力損失の上昇を抑え、省エネ運転を実現 メンテナンス計画が立てやすくなる 突発的なトラブル対応を削減 特に工場や業務用施設では、設備停止が生産性や事業継続に直結します。 そのためプレフィルターは、BCP(事業継続計画)の観点からも重要な要素とされています。 プレフィルターの主な種類と特徴 プレフィルターには用途や設置環境に応じてさまざまな種類があります。 パネル型プレフィルター 最も一般的なタイプで、低コストかつ交換が容易。 軽度〜中程度の粉塵環境に適しています。 金属メッシュフィルター 洗浄して再利用でき、ランニングコストを抑えたい現場向け。 粗大粒子や油分を含む環境でも使用されます。 ハニカムネット鉄芯巻きプレフィルター サランハニカムネットを鉄芯枠に縫製するフィルターです。 圧損が低く、かつ洗浄がしやすいタイプです。 プレフィルター選定時のポイント プレフィルター選定では、以下の観点が重要です。 設置環境(粉塵量・湿度・油分) 捕集対象の粒径 メインフィルターとの相性 交換・洗浄のしやすさ トータルコスト 価格だけで判断せず、設備全体の最適化という視点で検討することが、長期的なコスト削減につながります。 プレフィルターとメインフィルターの役割分担 プレフィルターとメインフィルターは、明確な役割分担によって機能します。 メインフィルターは微細粒子を高効率で捕集する反面、目詰まりしやすい構造です。 一方プレフィルターは、捕集効率よりも通気性・耐久性を重視した設計になっています。 この分担が守られることで、メインフィルターは本来の性能を長期間維持できます。 プレフィルターは、メインフィルターの性能を最大化するための前提条件なのです。 使用環境別に考えるプレフィルター設計 工場・製造現場 粉塵量が多く、油分や金属粉を含む場合もあります。 目詰まりしにくく、清掃や交換が容易な仕様が求められます。 オフィス・商業施設 連続運転が前提となるため、風量安定性とメンテナンス負荷低減が重要です。 クリーン寄りの環境 メインフィルターを長持ちさせるため、計画的なプレフィルター交換が前提となります。 メインフィルター寿命・コストへの影響 プレフィルターを適切に使用することで、 メインフィルター寿命の延長 交換回数削減によるコスト低減 設備停止リスクの低下 といった効果が得られます。 単価の安いプレフィルターでも、設備全体では大きなコスト削減効果を生み出します。 設備担当者がよく悩むプレフィルターQ&A 交換頻度の目安は? A. メインフィルターの寿命から逆算するのが基本です。 見た目が汚れていなくても交換すべき? A. はい。圧力損失や風量低下が出始めたら交換を検討すべきです。 安価なプレフィルターでも問題ない? A. 設備に合わない場合、主フィルター寿命を縮める可能性があります。 まとめ:設備全体の安定稼働を支える縁の下の存在 プレフィルターは、単なる消耗品ではありません。 メインフィルターを守り、設備を安定稼働させ、コスト・省エネ・保全品質すべてに影響を与える重要部材です。 空調・換気・加湿設備を見直す際には、 ぜひプレフィルターを脇役ではなく、設備運用の要として捉えてみてください。 各種フィルターの製品情報はこちら! フィルターに関するご相談・ご注文はこちら -
2025.06.12
フィルター選びの新常識!ハニカムネットと不織布の特徴と最適な使い分け
はじめに:見過ごされがちな「フィルター」の重要性 フィルターの基本構造と分類 ハニカムネットフィルターとは? 不織布フィルターとは? ハニカムネット vs 不織布:どちらを選ぶべきか? 現場での選定ポイントと導入事例 まとめ:用途に応じた最適なフィルター選びが環境改善の鍵 はじめに:見過ごされがちな「フィルター」の重要性 現代の産業活動や日常生活において、空気の品質管理は極めて重要な要素となっています。建築現場での粉塵対策、工場内での有害物質の除去、オフィスビルでの快適な室内環境の維持など、あらゆる場面でフィルター技術が活用されています。しかし、その選択においては「とりあえず安いものを」「いつも使っているから」といった安易な判断が多く見られるのが現状です。 近年、労働安全衛生法の改正や環境規制の強化により、業界全体でフィルターの役割が再評価されています。特に建築現場では石綿対策、工場では微細粒子の管理、施設管理では感染症対策と、従来以上に高度なフィルタリング性能が求められるようになりました。 こうした背景の中で注目を集めているのが、「ハニカムネットフィルター」と「不織布フィルター」という2つの代表的なフィルター技術です。それぞれ異なる特性を持ち、適切に使い分けることで、コスト削減と性能向上の両立が可能になります。本記事では、これらのフィルターの特徴を詳しく解説し、現場での最適な選択指針を提供します。 フィルターの基本構造と分類 フィルターは大きく分けて、物理的な網目構造で粒子を捕集する「メカニカル式」と、静電気の力を利用する「静電式」に分類されます。メカニカル式には繊維フィルターや多孔質フィルターがあり、静電式には電気集塵機に使用される帯電フィルターなどがあります。 ハニカム構造と不織布構造は、いずれもメカニカル式フィルターの範疇に入りますが、その捕集メカニズムには大きな違いがあります。ハニカム構造は規則正しい六角形の穴による「ふるい効果」が主体となるのに対し、不織布構造は複雑に絡み合った繊維による「慣性衝突」「拡散」「重力沈降」といった複合的な捕集メカニズムが働きます。 フィルター性能を評価する際の主要指標として、以下の4つが挙げられます。 捕集効率は、フィルターがどの程度の粒子を捕集できるかを示す指標で、通常はパーセンテージで表現されます。通気性は単位時間あたりにどの程度の風量を通すことができるかを示し、圧力損失の大小に直結します。耐久性はフィルターがどの程度の期間使用に耐えられるかを示し、交換頻度やメンテナンスコストに影響します。コストは初期費用だけでなく、交換頻度や廃棄費用を含めたトータルコストで評価する必要があります。 ハニカムネットフィルターとは? ハニカムネットフィルターは、蜂の巣(ハニカム)のような六角形の規則正しい構造を持つフィルターです。素材としては、軽量で耐食性に優れるプラスチック製、熱伝導性と強度に優れるアルミニウム製、耐熱性と化学的安定性に優れるガラス繊維製などが使用されます。製造方法には、射出成形による一体成形や、薄いシートを積層して接着する方法などがあります。 最大の特徴は、高い通気性と軽量性にあります。六角形の開口部が大きく、フィルター全体の開口率が高いため、低い圧力損失で大量の空気を通すことができます。この特性により、送風機の電力消費を抑制し、ランニングコストの削減に貢献します。 また、目詰まりしにくく洗浄・再利用が可能という点も大きなメリットです。捕集された粒子は主に表面に付着するため、水洗いや圧縮空気による清掃で容易に除去できます。適切にメンテナンスを行えば、数年間にわたって使用することができ、廃棄物の削減にもつながります。 主な用途としては、エアコンの粗塵フィルター、産業用ダクトの前置フィルター、塗装ブースでの大粒子除去フィルターなどがあります。特に風量の多い用途や、メンテナンス頻度を抑えたい用途に適しています。 導入メリットとしては、ランニングコストの削減、メンテナンス作業の簡素化、環境負荷の軽減などが挙げられます。一方で注意点として、微細粒子の捕集効率が限定的であること、定期的な清掃が必要であることなどがあります。 不織布フィルターとは? 不織布フィルターは、繊維を機械的、化学的、または熱的な方法で結合させて作られたシート状の材料をフィルターとして使用するものです。製法には、溶融した樹脂を紡糸して直接シート化するスパンボンド法、極細繊維を吹き付けて積層するメルトブローン法、短繊維をカード機で配列してニードルパンチで絡合させる方法などがあります。 最大の特徴は、微粒子捕集力に優れ、安価で使い捨てしやすいことです。繊維が複雑に絡み合った三次元構造により、0.3μm程度の微細粒子まで効率よく捕集することができます。また、大量生産により単価を抑えることができ、使い捨てでも経済的負担が少ないのが特徴です。 さらに、静電気を帯びた繊維によるフィルタリング効果も重要な特徴の一つです。製造時に静電処理を施すことで、物理的な捕集に加えて静電的な捕集効果も得られ、より高い捕集効率を実現できます。この効果は特に0.1~1μmの粒子域で顕著に現れます。 主な用途としては、家庭用空気清浄機、自動車用エアフィルター、マスクやフェイスマスク、産業用集塵機、クリーンルーム用フィルターなどがあります。特に微細粒子の除去が必要な用途や、衛生管理が重要な用途に適しています。 導入メリットとしては、高い捕集効率、交換作業の簡便さ、豊富な規格とサイズ展開などが挙げられます。一方で注意点として、使い捨てによる廃棄物の増加、圧力損失が比較的大きいこと、湿度に敏感であることなどがあります。 ハニカムネット vs 不織布:どちらを選ぶべきか? 両者の使い分けは、主に用途と求められる性能によって決まります。大量の風を扱う場面では、圧力損失が小さく通気性に優れるハニカムネットフィルターが適しています。例えば、大型空調設備の前置フィルター、工場の排気システム、風量確保が最優先となるためです。 一方、粒子を確実に捕る必要がある場面では、捕集効率に優れる不織布フィルターが適しています。オフィスビルや大型モールなどでは、人流により出る粒子を除去する必要があるためです。 コスト面では、さほど差はありませんが、交換頻度を考慮したトータルコストではハニカムネットフィルターが有利になる場合があります。例えば、粉塵量の多い現場では不織布フィルターの交換頻度が高くなり、年間のフィルター代がハニカムネットフィルターの初期費用を上回る可能性があります。 メンテナンス性では、ハニカムネットフィルターは定期的な清掃が必要ですが、作業自体は比較的簡単です。不織布フィルターは交換のみで済みますが、廃棄物処理や在庫管理の手間があります。 併用による性能補完も有効な選択肢です。例えば、ハニカムネットフィルターを前置フィルターとして大粒子を除去し、その後段に不織布フィルターを設置して微細粒子を捕集する二重構造システムにより、各フィルターの長所を活かしつつ短所を補完することができます。 現場での選定ポイントと導入事例 現場でよくあるフィルター選定ミスとして、以下のようなケースが挙げられます。不織布フィルターを高風量の用途に使用して圧力損失が大きくなり、電力コストが増加するケースがあります。性能過多な選定では、粗塵除去で十分な用途に高性能な不織布フィルターを使用して、オーバースペックによるコスト増を招くケースがあります。メンテナンス性の軽視では、人手不足の現場でメンテナンスが困難なフィルターを選定して、結果的に性能低下を招くケースがあります。 導入効果が出た具体事例として、ある自動車部品工場では、塗装ブースの前置フィルターをハニカムネットフィルターに変更したところ、フィルター交換頻度が月1回から年4回に減少し、年間のフィルター代が60%削減されました。また、圧力損失の低減により送風機の電力消費も15%削減され、トータルで年間約200万円のコスト削減を実現しました。 別の事例では、食品製造工場がクリーンルームの中間フィルターを高性能不織布フィルターに変更したところ、室内の微粒子濃度が従来の半分以下に減少し、製品の品質向上と不良率削減につながりました。従業員の呼吸器系疾患も減少し、労働環境の改善効果も確認されました。 購入・導入時のチェックリストとして、以下の項目を確認することが重要です。サイズ規格では、既設設備との適合性、標準規格への準拠、カスタムサイズの対応可能性を確認します。対応環境では、使用温度範囲、湿度条件、化学的環境への耐性を確認します。廃棄方法では、廃棄時の分別方法、リサイクル可能性、廃棄コストを確認します。 まとめ:用途に応じた最適なフィルター選びが環境改善の鍵 ハニカムネットフィルターと不織布フィルター、どちらにも明確な強みがあり、適切な用途で使用すれば優れた性能を発揮します。重要なのは、それぞれの特性を理解し、現場の条件に最適な選択をすることです。 選定の際は、環境・用途・コストの三要素を総合的に判断することが重要です。環境要素では、粉塵の種類と量、温度・湿度条件、設置環境の制約などを考慮します。用途要素では、求められる捕集効率、処理風量、メンテナンス頻度などを評価します。コスト要素では、初期費用だけでなく、ランニングコスト、人件費、廃棄費用を含めたライフサイクルコストで比較検討します。 現場の状況が複雑で判断が困難な場合は、導入支援やコンサルティングサービスの活用も有効です。専門家による現場調査と最適提案により、設備投資効果を最大化することができます。 適切なフィルター選択は、単なるコスト削減にとどまらず、作業環境の改善、製品品質の向上、従業員の健康維持など、多方面にわたって効果をもたらします。今後ますます重要性が高まるフィルター技術を理解し、戦略的に活用していくことが、企業の競争力向上につながるでしょう。 フィルター選びにおいては、短期的な視点だけでなく、中長期的な運用効果を見据えた判断が重要です。適切な選択により、快適で安全な作業環境の実現と、持続可能な事業運営の両立を図ることができるのです。 最後に当社「栄伸工業株式会社」では、多様なクリーン空気環境のニーズに応じた高性能なフィルターを提供しております。ハニカムネットフィルターから不織布フィルターまで、豊富な製品ラインナップを取り揃え、お客様の現場に最適なソリューションをご提案いたします。 長年にわたって培った技術力と豊富な導入実績を基に、フィルター選定から設置、メンテナンスまでトータルサポートを行っております。コスト削減と性能向上の両立を実現したい企業様、現在のフィルターシステムに課題を感じている企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。 空調用フィルターに関するお問い合わせや、具体的な製品の詳細については、ぜひお気軽にご連絡ください。 お問い合わせフォームはコチラ 弊社のフィルター製造についてはコチラ